【書評】人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか
人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか
- 作者: 三宅陽一郎
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/12/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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目次
- 序章 知能の海へ
- 1章 知能ってなんだろう? ~自然知能と人工知能
- 2章 知性を表現する手法 ~ゲームAI 基礎概念
- 3章 人工知能の根底にあるもの ~ AI の根本概念
- 4章 キャラクターの意志はどう決められるか ~意志決定のアルゴリズム
- 5章 ゲームAI は世界をどう認識するか ~ゲームAI 基礎概念(深部)
- 6章 成長するAI ~学術・ゲームにおける共通概念
- 7章 身体とAI ~身体感覚をつなぐインターフェース
- 8章 集団の知能を表現するテクニック ~群衆AI の技術
- 9章 人間らしさの作り方 ~ゲームを面白くするためのAI
概要
現在のゲームに使われているAIの主流を、これでもかと詰め込んでいる本。
ただし、AIの活用事例が海外に偏っており(これはお国柄の事情。正直ゲームAIでは日本は後進国)、その対象もFPSなどに偏ってるため(これはゲームデザイン的な問題が大きい)活用事例だけではなかなか作るときに適用しづらいかもしれない。
総評
AIに興味があるんじゃなくてゲームAIに興味があるんだ!という人にとっての最初の一冊はこれでOK。
ただ本をよむだけでなく事例で紹介されているゲームも自分でプレイしてみて、その動きなどを追ったほうが理解しやすいと思う(特にメタAIなどは実感しないと正直意味がわからないと思う)。
こんな人にオススメ
- ゲームAIが作りたい人。
- ゲームAIにどんな種類があるのか知りたい人。
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