【書評】人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

目次

  • 序章 知能の海へ
  • 1章 知能ってなんだろう? ~自然知能と人工知能
  • 2章 知性を表現する手法 ~ゲームAI 基礎概念
  • 3章 人工知能の根底にあるもの ~ AI の根本概念
  • 4章 キャラクターの意志はどう決められるか ~意志決定のアルゴリズム
  • 5章 ゲームAI は世界をどう認識するか ~ゲームAI 基礎概念(深部)
  • 6章 成長するAI ~学術・ゲームにおける共通概念
  • 7章 身体とAI ~身体感覚をつなぐインターフェース
  • 8章 集団の知能を表現するテクニック ~群衆AI の技術
  • 9章 人間らしさの作り方 ~ゲームを面白くするためのAI

概要

現在のゲームに使われているAIの主流を、これでもかと詰め込んでいる本。

ただし、AIの活用事例が海外に偏っており(これはお国柄の事情。正直ゲームAIでは日本は後進国)、その対象もFPSなどに偏ってるため(これはゲームデザイン的な問題が大きい)活用事例だけではなかなか作るときに適用しづらいかもしれない。

総評

AIに興味があるんじゃなくてゲームAIに興味があるんだ!という人にとっての最初の一冊はこれでOK。

ただ本をよむだけでなく事例で紹介されているゲームも自分でプレイしてみて、その動きなどを追ったほうが理解しやすいと思う(特にメタAIなどは実感しないと正直意味がわからないと思う)。

こんな人にオススメ

  • ゲームAIが作りたい人。
  • ゲームAIにどんな種類があるのか知りたい人。