【書評】人工知能のための哲学塾
- 作者: 三宅陽一郎
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2016/08/11
- メディア: 単行本
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概要
使うための人工知能ではなく、作ろうとしている人工の「知能」とは何かを定義したい。
しかし、人類は未だに「知能とは何か」を明確に定義しきれてはいない。
本書は以下をテーマに、過去人類が知能をどう捉えているか、意識(もしくは無意識)とは何かを考え続けた人たちを紹介しています。
総評
何かを作る時、明確な完成形を考えないまま作り始めると迷走するのは、まあプログラミング何かをやってる人たちには自明なのですが、人工知能に限って言うとこれが割りとまかり通ります。
サービスが作りたいのか、知能が作りたいのか。
知能が作りたいと思ってる人には、本書は十分参考になるとは思います。
ただし、紹介される哲学に関してはインデックスとしては十分ですがその内容を理解するには個々の専門書か更に詳しい解説を読まないと正直歯が立たちませんでした。
割りと猿でもわかるみたいな2chのコンテンツなどもあるので、調べながら読むくらいでちょどいいです。
こんな人にオススメ
- サービスが作りたいのではなく、知能が作りたいと思ってる人。
- そもそも自分の作ってるものって本当に人工知能と呼べるようなものなのか疑問に思う人。